そもそも originally 2005 10 10
ニュースでは、
アメリカの自動車部品大手メーカーの経営危機が、報道されています。
これは、アメリカの自動車メーカーの経営不振が影響していると思います。
アメリカの自動車メーカーの経営不振は、
日本の自動車メーカーの躍進が影響していると思います。
ところで、なぜ、日本の自動車メーカーが躍進したのか。
それは、原油高によるガソリン価格の高騰です。
(その結果、燃費の良い日本車が売れるようになったのです)。
では、なぜ、原油高になったのか。
原油の需給には、問題ありませんが、
アメリカの製油所に問題があると思います。
製油所の設備が老朽化していたり、製油能力の規模が小さいという問題があるでしょう。
また、別の問題もあるでしょう。
原油先物相場に、投機資金だけでなく、年金などの長期資金も流入し、
相場の高騰を招いたという問題もあるでしょう。
さらにまた、以下の問題もあるでしょう。
2004年9月15日号のニューズウィークには、このような記事があります。
「原油高の真犯人は、サウジではなく、SUV車」
「不安定な中東情勢や中国の需要増以上に、
原油価格を押し上げている最大の原因は、アメリカ人の無駄遣いだ。」
「経済が回復したから、石油の消費量も増えたのか。」
「いや、アメリカの道路を走る自動車の燃費効率が、
この20年で大幅に悪化したからだ。」
「その元凶が、SUV(スポーツユーティリティー車)だ。」
「90年には、アメリカ人の保有する車の5%にすぎなかったSUVが、今は55%を占めている。」
「ばかげた法律のせいで、SUVはトラックに分類されるため、
乗用車に適用される省エネ基準を満たさなくていい。」